スマホを手放した24時間。デジタルデトックスで戻ってきた「暮らしの余白」と驚きの効果

空間

育児や家事で忙しいと思っていた毎日。

ふと気づくと、少しの隙間時間を見つけてはスマホの画面をスクロールしている自分がいました。

SNSのタイムライン、流れてくるニュース、お気に入りのショップの新着情報……。

たくさんの情報が頭に流れ込んできて、便利ではあるけれど、なぜかスマホで溶かしてしまった時間に後悔することがほとんど。

そんなスマホ依存に悩んでいたとき、図書館である一冊の本に出会いました。

それが、キャサリン・プライスさんの『スマホ断ちー30日でスマホ依存から抜け出す方法』という本です(実は、前回の読書習慣の記事の写真にもこっそり写っていた本です)。

この本に背中を押され、私は思い切って「24時間、スマホをいっさい使わない日」を作ってみることにしました。今回は、その24時間で私に訪れた変化と、生まれた「余白」の過ごし方についてお話しします。


24時間スマホ断ちの方法

今回私は、以下のルールでやってみました。

・土曜日の夜~日曜日の夜までの24時間

・タブレットとスマホを禁止

・テレビはOK

・写真撮影はOK

始める前は、「スマホを触らないなんて、手持ち無沙汰でソワソワするかもしれない」という不安もありました。でも、いざやってみると、我慢するような感覚はほとんどありませんでした。

普段ならスマホを触っていただろう時間には、ただぼーーっとすることが多かったです。

むしろ24時間チャレンジくらいのつもりでやったことが、思ったより簡単で日曜日の夜に終了した後もほぼ触ることはありませんでした。

普段いかに大したことをスマホでやっていなかったのだな、と反省しました。

スマホ断ち24時間後の驚き

そして何より驚いたのは、その24時間が終わった「次の日以降」の効果です。

1日スマホを断ったことで、頭の中の「なんとなくスマホを触りたい」という回路がリセットされたのか、不思議なほどスマホへの執着が薄れていました。

スマホ断ち実施前には2時間を超える日がしばしばあったのに、実施後は平均1日30分減っています。

スマホ断ち実施前のスクリーンタイム
スマホ断ち実施後のスクリーンタイム

スマホを手放した「余白の時間」にできたこと

スマホを見ていた時間を「引き算」したことで、暮らしの中にぽっかりと心地よい余白が生まれました。その特別な時間に私が楽しんだ、ささやかな4つのことを紹介します。

1. ページをめくる音に没頭する、贅沢な読書

いつもなら読書の途中でも「あ、通知が来たかも」と来てもいないのにスマホを見てしまっていた私。でも、視界からスマホを完全に消したことで、本の世界に驚くほど深く没頭できました。

ページをめくる指先の感覚、著者の言葉がじんわりと心に染み込んでいく感覚は、スマホの画面をスクロールしている時には味わえない、とても贅沢な体験でした。

2. お湯の沸く音を聴く、静かなお茶の時間

わが家でお気に入りの、南部鉄瓶でお茶を淹れる時間。

普段ならお湯が沸くのを待つ間もスマホを見ていましたが、この日はただ、鉄瓶からシュンシュンと立ち上る湯気を見つめ、お湯が沸く音に耳を澄ませていました。

五感が研ぎ澄まされ、お茶の香りがいつもより深く感じられる気がしました。

3. 子どもたちの「今」を真っ直ぐ見つめる余裕

3歳の長男と8か月の娘。子どもたちの成長は本当にあっという間です。

スマホを置いて過ごした1日は、長男が「見てみて!」と言った瞬間に100%の笑顔で目を合わせることができました。娘の小さなしぐさや表情の変化にも、いつもより早く気づいてあげられた気がします。「今、この瞬間」をちゃんと生きている実感が心地よかったです。

4. 何もしない、頭のデトックス

私たちは日々、スマホから膨大な情報を受け取り、脳をフル回転させています。

スマホを持たない時間は、ただ椅子に腰掛けて「ぼーっとする」だけの時間を作ってくれました。

何もしないことは、決して無駄な時間ではなく、疲れた脳を休めるための大切なデトックスなのだと実感しました。


まとめ:スマホに「使われる側」から「選ぶ側」へ

現代の暮らしにおいて、スマホはなくてはならない便利な道具です。完全に手放すことはできないし、その必要もありません。

でも、今回本をきっかけに24時間のスマホ断ちを経験したことで、私はスマホに「使われる側」から、必要なときに自分で「選んで使う側」に主導権を取り戻せたような気がしています。

もし、「毎日がなんとなく忙しい」「頭がいつも疲れている」と感じているなら、まずは今夜の1時間だけでも、スマホの電源をオフにして遠くに置いてみませんか?

そこに生まれた小さな「余白」には、きっとあなたを癒やす心地よい時間が待っているはずです。

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